タリックは名もなき兵士として終わりなき戦争の混乱に投げ込まれる運命にあるが、詩を書き、病人の手当てをして日々を過ごすことを選びたがっている。そして今、彼は運命の創造者に謁見し、この世界にまたひとり詩人が増えれば「運命の織機」はもっと美しくなれることを是が非でも証明したいと考えている。