煙が灰へと変わり、斧の血が乾いたとき、ダリウスはようやく勝利を確信する。故郷に帰る時が来た。ダリウスが戦う理由に華やかさや儀礼などは関係ない──そんなものは彼にとって退屈なものだ。だが、群衆の一人ひとりが彼の同胞なのだ。彼は自分の国、この同胞のために戦っている。そしてこの人々こそがノクサスなのだ。